こころの露天風呂にようこそ・私のお気に入り
 
BOOKコーナー
めちゃめちゃ面白い本があるのよ

最近読んだ本で、これは、というお勧めのモノを紹介します

「不思議の友」不思議研究所・森田健
「魂の自由人」曾野綾子・光文社
「コズミックダイアリー2004・ときめきの富士」柳瀬宏秀+ロッキー田中
「がらくた捨てれば自分が見える〜風水整理術入門」小学館文庫 
                   カレン・キングストン著

「不思議の友」
不思議研究所の「友の会」会員に年数回無料で送られる。
入会金、会費、送料など一切無料
申込先は不思議研究所 TEL 03(3375)4488 FAZ03(3375)2955
03/08/21


 これはすばらしく面白い。
 今回は蘇生マシンを作った「神坂新太郎」さんの話から始まる。それはたしか、死んだ金魚を生き返らせたもののはずだ。なんと、今回はそのマシン「ライフコントローラー」を販売している!!! ダンゴムシ20匹を使った実験で、水死させてからこのマシンにかけて、30分後に約50%が蘇生していたという。
 確か相対性理論は、時間を逆行させることは不可能だと言うことだったような気がするのだが、ライフコントローラーは細胞の時間を逆行させるのだ。

 他にも素晴らしい発明があるらしいが、こういった発明発見は、オーソドックスな科学の世界には受け容れられない。細胞の時間を逆転させてしまうような発明は今までの科学の前提を覆してしまう。それもそんな大変なことを、単なる町の科学者が、ベニヤ板をギーコギーコして作った機械で実験しているのだ。すごすぎる。
 神坂さんが中国の超能力者である孫さんに出会った時に、「あなたは命が二つある」とか「私を弟子にしてください」と言われたのだそうだ。
 この話もすごいが、実は私が一番気に入ったのは表紙裏の文章で、神坂さんが旧制中学の一年生の時に満州事変が始まり、科学の世界に入るきっかけとなったある出来事が紹介されている。それを是非読んでいただきたい。私は感動して泣いてしまった。

 そして何よりも私が興味を持っているのは、「六こう占術」だ。私もこの究極の占いを学んでいて、難しさにヘロヘロになりながらも、止められずにへばりついている。
 この会報の著者である森田健こともりけんさんは、六こう占術で未来が高い確率で当たることから、時空の秘密を解き明かそうとしている。

 私たちが今まで考えていたことは、過去の延長線上に現在があり、そして未来がある。過去が原因で現在はその結果だし、現在が原因となって未来の結果が生じる。ほとんどの心理療法は、過去のトラウマ的体験のこころの傷を癒すことで、現在の自分が解放され、未来まで変化しうると考える。カウンセリングも、スリーインワンも、過去世療法も、NLPも、様々なヒーリングも…
 そして自分の意識が変われば世界が変わるし、未来が変わる、と言う。願望を実現するための様々なプログラムも、その前提から成り立っている。

 六こう占術から見えてくるのは、原因の世界は未来にあって、97%は決定している。現在は未来のエネルギーの結果として現象化している。私たちの自由意思で変更が可能なのは3% 程度だと言う。
 これは大変なことだ。今までの心理療法の概念が根底から覆される。六こう占術から見えてくるのは、私たちにはほとんど自由意思などないこと、望む未来を変更したいのなら、原因の世界である未来のエネルギーを変える必要がある。私たちはその時に、過去も他人も自分も変える必要はない。自分を変える必要はないのだ。そして六こう占術は、その未来の変え方を的確明確に教えてくれる

 つまり、これは非常に危険な本なのだ。
 他にも危険な内容がたくさんある。

 曾野綾子「魂の自由人」
光文社
運命が変わる時

 曾野綾子さんの最近のエッセイ「魂の自由人」には、すばらしく心に響く言葉がたくさんたくさん書かれている。あまりにピシッと的確で、心地よいショックがある。
私は思わず「恐れ入りました、その通りです、これからはもっと自分に責任とります。」と、こころの中でつぶやいてしまった。
 中でも惹かれた所を抜粋したい。


 そもそも正しいことをすれば、その分だけ現世で報いられるのだったら、それはあまりにも現金な話なのである。自分が不幸な目に遭いたくないから正しいことをするのだったら、それは自動販売機でものを買うのと同じ商行為である。金を入れれば、それに相当する価値のものが出てくるのが自動販売機だ。
 それと同じように、自分が現世でいい思いをしたいために善行をするということになったら、その行為はまことに浅ましい計算づくのものになる。
人は純粋に神への忠誠や、自分の美学に殉じて、この世で全く報われなくても、するべきことをしなければならないのである。


 精神世界でよく言われるのは、人生が不公平に見えても、長い目で見れば必ずみんな帳尻が合うようになっている、ということだ。そして自分で決めた目標とかテーマを生きるために一番いい設定の両親や人生を選んでいるのだから、その面では平等だ、とも言われる。
 そう言われると「そうかあ、それじゃあしょうがないなあ」という気になるのだが、どこか不公平感はぬぐえず、自分だけが損をしているような感覚が残ったりする。単に自分が被害者意識にはまっているだけなのだが。

 曾野綾子さんは別の所で、人生は不公平だ、というようなことを書かれている。そして、不公平だろうが公平だろうが、「この世で全く報われなくても、するべきことをしなければならない」と言う。
 なんと小気味のいい言葉だろう。我の強い私は、何かするとすぐに見返りを求めたくなる浅ましい自分に気づきつつ、筋の通ったこういう考え方に触れると、ハッとして我に返る感じがする。


 私の眼の病気について、当時私はエッセイの中でも書いているのだが、占いに凝っている二人の知人が、それぞれに強力に手術に反対していた。二人は全くお互いに知らない人で、占いの方法もまた別のものらしかった。ただ一致していたのは、どうしてもその年のその頃に、名古屋の近くの豊明で手術を受けるのは最悪の運をもたらす、と出ている、と言ったのである。
    中略
 私は二人の友情には深く感謝したが、その自然な運命を変えようとは思わなかった。その結果、私は純粋に医学的に言って四万人に一人というすばらしい視力を得たのである。つまり手術は大成功であった。
 ついでに言うと、私は夫から習ってインチキ手相を見るようになっており、時々「当たっても八卦、当たらなくても八卦」を遊んでいる。その場を和やかにする目的には、手相見は大変有効である。
 だから夫婦とも占いを頭から毛嫌いしているわけではないのだが、
夫は占いで私が現実の行動を左右されることを決して許さない。夫は何にでもかなりルーズで、遊びの気分が濃厚なのだが、人生の真剣なこと、たとえば、進学、就職、家移り、結婚、旅行などということを、占いで決めることを許さなかった。それらのものは、経済状態、家族関係、体力、その人が今持っている情熱、社会の動きなどを考慮して決めればいいことで、決して占いに動かされてはいけない、と厳しいのである。
 つまり占いや迷信の類で生活をしだすということは、魂の自由を失うことだ、という解釈である。
 
もちろん今までに何度も言っているように、私たちの判断が正しいということは決してない。人間は本来、間違えるものなのである。しかし間違えた責任は自分で負わなければならない。占い師がこう言ったから旅行を取りやめた。株屋がこの株か必ず儲かりますよと言ったから買って大損をした。
 中略
 旅行を止めたのも、株を買ったのも、皆その人が自ら選んだ理由があったからなのである。   中略
 世界でもっとも自由な国・日本においては、すべての行動は、その人の責任においてしなければならないし、またそれを妨げる要素はないのである。


 精神世界でよく言われることに「あなたが出したエネルギーが、あなたが受けとるものだ。もし今の状況が気に入らないのなら、あなたが出すエネルギーを変えればいい」というものがある。
 また多くのワークショップやセミナー、占い、カウンセリングは、今ある現実を自分の望むものにどう変えるか、ということに視点があることが多い。

 曾野綾子さんは、それが失明であろうと何であろうと、「その自然な運命を変えようとは思わなかった」と言う。徹底的に自分と自分の人生を受容し、それに責任を取ろうとする姿勢だ。 私はこの言葉にしびれてしまった。

 そしておそらく、全く証明する手段はないが、この徹底した受容のエネルギーは、曾野綾子さんの運命を変えたのだと私は思う。与えられた運命を何も変える必要はない、という深い信仰と信頼が、逆説的ではあるが、彼女の未来を変え得るパワーがある、と思うのだ。それが四万人に一人という手術の奇跡的な大成功につながったのではないだろうか。

 そして「占いや迷信の類で生活をしだすということは、魂の自由を失うことだ、という解釈である。」私も占い師だが、この言葉には賛成だ。
 人が、自分で考えて自分で選択し、その結果が失敗であろうと間違いであろうと、自分の責任として引き受けることが十分に出来るならば、世の中の「占い師」「カウンセラー」「弁護士」などの仕事をする人たちは非常にヒマになるだろう。
 そしてそれらの職業は、自分で何かを決断する際のこころの整理のサポートやリラクセーション、情報提供、というものになり、だんだんなくなっていくだろう。そうなったら、なんと風通しのいいスッキリとした世の中、そして人生になることだろう。

 曾野綾子さんの言う「魂の自由人」とは、別の言葉で言うと、「自立した大人」と言えるように思う。非常に刺激的で魅力的な本だ。ぜひご一読あれ。

光文社「魂の自由人」曾野綾子著 1,500円+消費税
引用は「予定どおりにはならない」より

長い文章、読んでくださってありがとう。

13の月の暦
コズミックダイアリー2004 「ときめきの富士」
柳瀬宏秀+ロッキー田中  ナチュラルスピリット
03/8/2


メキキの「7周年世界祝賀祭」に行ってきました。
たくさんたくさん、楽しいこと、素敵なことがありました。
その中の一つ。
コズミックダイアリーを作っている柳瀬さんもメキキの会員で来られていて、ダイアリーを買うことができました。
ちゃんとサインもしてもらいました(*^.^*)
今年のダイアリーは、「ときめきの富士」を撮り続けている写真家のロッキー田中さんの写真がたくさんはいっています。
息を飲む美しさです。

http://www.async.ne.jp/cosmic/j/cosmicdiary_new.html

ロッキー田中さんもメキキ会員なのですが、彼が本の最後に書いている文章がすごい。
引用します。

私は誰もみたことのない「ときめきの富士」を生涯に99作世に出すことを天職としています。
心の中で富士山の究極の美の一瞬をイメージし富士山が呼んでくれたら合いに行き、最高の光景が起きる時間と場所に立ちます。
山麓であてもなく待つことはありません。 
地球の自転と公転がたらす季節と気象の変化、月の満ち欠け、季節毎にかわっていく夜明けの太陽光線を活かすこと、それは宇宙自然の法則と調和することだと思っています。
 後略

富士山を、そしてこの地球をとほうもなく愛していることが伝わって来る。
一枚の写真を撮ることに魂をこめていることが、伝わってくる。
そして柳瀬さんの想いととけあって、私の胸の奥の何かをふるえさせる。


「ガタクタ捨てれば自分が見える
〜風水整理術入門」小学館文庫 
カレン・キングストン著
 

03/7

 BBSの方で話題にしたのですが、こちらにも載せておきます。
 普通の風水は、この方角にこんな色のこういう物を置くと金運がよくなる、という感じの発想ですが、この本で語られているのは、
私たちの運勢の足を引っ張るものを、家の中から徹底的になくそう、という発想なのです。 そして、家の中をクリアリングすることで、私たちの心の中も同時にクリアリングできてしまうのです。
 私は実は、掃除と整頓が大嫌い。物がどこにあるのかほとんど全て解ってはいるものの、いらない物も実はたくさんあるし、 見た目はかなりゴチャゴチャでした。私は掃除さえこの世に存在しなければ、といつも深く思っていました。

ところがこの本を読んでいると、とにかくすぐに物を捨てて掃除がしたくなってきます。 なにしろ、捨てれば捨てるほど、人生がうまくいくようになるのですから。 この本の中には、そうした事例がたくさん載っていて、こりゃ捨てなくちゃ損だわ、という気分になります。
 この、極めつけの不精者の私でさえも、すぐさまガラクタを捨て始めました。 引っ越しの時にもとうとう整理出来なかったガラクタをどんどんゴミ袋に詰め込んでいきました。

 そして本当に、人生が好転し始めました。 仕事のことで、どうしてもこれをやり遂げるぞ、というものがあったのですが、全く自信も見込みもありませんでした。 そこでこの本にある風水での仕事のスペースを見てみると、みごとにいらない物の倉庫になっているではないですか。 これはいけない、と思い徹底的にガラクタを捨てたのです。 そして、
ジャジャーン、私は見事にその仕事の目標を達成したのです!!


 奇跡のオーバードライブ
 ○子との出会い〜「奇跡のオーバードライブ」の裏に隠された友情物語
 ヒマラヤ埋蔵岩塩、紫塩私の塩コレクション
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