2002.9月
山田晴雅氏の天命カウンセリング
「バージョンアップ版神社ヒーリング」という面白い本と出会い、鎮守の森のよみがえりに力を入れたり、 講座をいろいろとされているというのでさっそく資料を取り寄せてみました。 数日後に届いた封筒を開けると、中からものすごいパワーが一気にあふれ出してきました。 精神世界系やヒーリング系の資料の中にはとても強いパワーを感じるものもありますが、 こんなに強いのに荒々しくもなく透明なエネルギーは初めてでした。 頭頂が開いて心地よくびりびりするのをしばらく楽しみました。 こんなしかけをする山田先生には、ぜひとも逢いにいかなければ、と思い天命カウンセリングに申し込みました。
カウンセリングの部屋に通されて、なるほどと思いました。
とても清潔な雰囲気の十畳ほどの部屋にりっぱな神棚があり、
そこからだけでなく部屋のすべての方向から精妙なエネルギーが伝わってきます。
お聞きするとの壁の方には神様だけではなく仏様たちがおられて、その数は何千柱とか。
自慢するでもなくただ説明する山田先生は、どこかいたずらっこの雰囲気を残しておられて、
信じられる人だな、と思いました。
そしてこの部屋で毎日仕事をするということは、何と表現したらいいのかわかりませんが、
想像を絶した何かなのだと思うのです。余計なエネルギーは何もない。
そして完壁以上に満たされてあふれている。空気が異様に濃くて同時にさらさらと淡い。
天命カウンセリングでは古神道にのっとった考え方から「守護の神仏おかげ様パワー判定」という用紙に、
フーチを使って守護霊の守護パワーや高級守護霊先祖霊団の人数や、
そして生まれた時から死ぬ時まで私たちの担当となり守ってくださっている
産土(うぶすな)神社がどこか、
なども調べていただきました。
私は家族全員の産土さんを調べていただいたのですが、生まれた場所に近いはずとはいえ、
なかなか見つからずてこずったものもありました。
わかったのは私と下の娘は生まれた場所が何百キロも離れているにも関わらず、
明らかに同じ系統で、上の娘と娘の父親がやはり同じ系統の神社だということでした。
それはちょっとした驚きでした。そうなんやそうなんや、と納得したり喜んだりしていると、
山田先生もなんだかうれしそうでした。
前世と先祖の関係はどうなんですか?という質問には「深い関係があります。」
くわしいことはいろいろある講座に出て学んでください、とのことでした。
先生の話の中でうれしかったのは、 運命の赤い糸 は三本あるという話でした。 きゃあ、三本もあるんだ、と喜んでいると、よい縁、ふつうの縁、くされ縁の三本だとか。 どの縁を選んでつかむかが問題とのことでした。ドキドキ、別れた夫はどれだったのかしら、 今のパートナーはどうかしら、子供たちはどんな縁をつかむのかしら。
家に帰ってさっそく娘にその話をすると、「私はいい縁だけ三本ほしい。いい縁は一本しかないの?」
というつっこみ。言葉に詰まってしまいました。でもこの運命の赤い糸三本説はとても気にいって、
仕事で恋愛の話をする時には必ず使わせていただいています。
話を戻して、オプションというのがあり申し込んでいて、
守護神霊団のバージョンアップをしていただきました。
先生と2メートル程離れて向かい合って座り、まずは光のマニ宝珠。
これはどうも密教系の何からしい。
(あとからLove Angleに聞いたら、大日如来の変化したもので、やはりオールマイティだとか。)
私の胸の所におられる直霊の神様に光を通し、つながりを強め私の祈りの力を高めていただきました。
それから守護霊団のバージョンアップでは何かの祝詞と
大日如来の光明真言が使われました。
なかなか気持ちのいいものでした。それに大日如来の光明真言といえば、
私たちが毎日使っているもの。とてもご縁を感じました。
Love Angleの光のことばのコーナーもぜひ合わせてお読みください。私たちの最近の体験が書かれています。
で、山田先生の光明真言はまた違うのです。幸せパワーがやって来るのかと思っていたら、
そうではなくて、なにかがヒタヒタと満ちてる感じ。濃厚なのに軽いような、表現が難しいのですが、
心地よく澄み切った水に浸っているようなと言ったら少しわかっていただけるでしょうか。
オールマイティの光明真言も、唱える人によってエネルギーが違うのだと発見した最初の出来事でした。
その人の器や傾向や目的、山田先生流に言えば天命に合わせた違いかもしれません。
不思議なことがふたつ 起きました。
私はLove Angleに「天命カウンセリング」という古神道の先生の所に行くことは伝えてはいたものの、
その内容も経験も話していませんでした。朝、霊能者 Love Angleからメールが入り、
目の前に巨大な炎が出現して、どうもマニ宝珠らしいとのこと。
実は昨日マニ宝珠をしてもらって、光明真言もしてもらったと話すと、あまりの偶然にびっくり。
その日以来しばらくそれが見え続けていたようです。
その後にうけたスリーインワンのワークショップで自分を開放する中で、
私自身がマニ宝珠なのだということをはっきりと気づくことができました。ただそうなのです。
Love Angleによると、もともと私の内側にあったものが引きだされたのだとか。
このワークショップのことはスリーインワンの紹介のコーナーに書いていますので、
どうぞそちらも読んでください。
山田先生の話に戻ります。まず神仏のご開運をお祈りしてバージョンアップしていただく、
というのは、天使のネットワークの私たちが日ごろ考えていることと同じで、とても心強く思いました。
そして古神道から入ろうが密教から入ろうが、宗派宗教方法を越えて、神仏の世界は一つだという意識。
神仏はその役割に応じて姿を変えて私たちの前に現れてくださいます。
そして神仏と私たちのパートナーシップで何かをしていきたいこと。
基本的な姿勢が一致したことはうれしいことでした。
私たちの前にあらわれてくださる天使たちも大日如来の化身ですし、自由にやってよいのだと思います。
山田先生の祝詞に「大宇宙の意志、大調和に基づく天命もちて」という言葉をよく使われるのですが、
使う言葉が違っても私達の目指していることと同じだと感じました。
2002.10月掲載
天命って…
私の大好きなホームページの一つに「不思議研究所」があります。開いていただくと、
一番最初に「不思議研究所は社会使命を持たず、楽しむだけに研究をします」という言葉があり、
固いことはいわんと、面白いものは面白いし、人生は楽しむのよ、という雰囲気です。
宗教的なものにはまらない、冷静なスタンスがあります。
「ミーハーの精神世界みてある記」でご紹介した山田晴雅先生は「天命カウンセリング」をしていることから分かるように、
人にはそれぞれの天命があり、神仏の力をお借りしてその天命を生きることが生まれてきた目的であり、
幸せなのだ、という姿勢があります。天命として、使命として山田先生はこのお仕事をされているのです。
「不思議研究所」と山田先生の「天命…」はつまり対極なのです。
天命や使命というものは本当に存在するのでしょうか。
では私はこの対極のどのあたりにいるのだろうと、考えました。
私の過去の歴史を振り返ってみると、自己嫌悪に陥った時や辛い思いをしている時期、
自分に天命がありこの世での役割があるのだ、と考えることは、一筋の光となってくれることがありました。
こんな自分がいてもいいのだ、と許可をもらえるような気がしたのだと思います。
そしてそれが果たせる自分になろう、と自分を勇気づける元にもなりました。
コンプレックスや過去のトラウマから開放されて、人生が軽いものに変化してくると、
人生は深刻で辛く重いものだし、天命があるなら果たさなければ、という生き方をしていたのがバカらしくなり、
今のままでいいし、自由に生きていいし楽しんでいい、好きにしていいんだ、と思うようになりました。
軽く考えられる自分にはなったのですが、天命とか使命という言葉には、どうも惹かれてしまいます。
それに、天命などということを考えずに自由に楽しく生きることが私の天命だ、というのもあり得るわけです。
両者は対極だと書きましたが、実は感覚的にそういう感じがあまりありません。
では逆に両者の共通点は何かと考えると、軽さがあることです。
山田先生の祝詞などはかなり重々しいありがたいものなのですが、そう生きるべきだというような義務的な感じはなく、
とても前向きで明るくて楽しいのです。そして妙な言い方かもしれませんが、
古神道をベースとして様々なことをされているせいか、あまり宗教的な匂いがありません。
それによく読み直してみると、不思議研究所も、「社会的使命を持たず」と書いているのであって、
社会的使命というものはこの世に存在しないと言っているわけではないのです。
天命や使命というものがあるかないか、それをどうとらえるかということは、何か別の視点が必要なようです。
天命や使命というのは、何のために自分は生まれてきたのか、という問いの一つの答えとなるものだと言えると思います。