精神世界  ミーハーの精神世界みてある記 14  京阪神
by いずみ
このコーナーでは精神世界や霊の世界について体験したこと、面白かったことなどを中心にお伝えしていきます。


2004.1月掲載

近畿 精神世界  インド占星術のシャルマ先生  京阪神 精神世界


九州の友人Mさんが、インド占星術の大家「シャルマさん」を紹介してくれた。Mさんはあのあやしい喫茶店「篝」につれていったくれた人だ。
Mさんが泊まる梅田のホテルで待ち合わせをして、さっそくシャルマさんのところに向かう。西中島南方といえば、梅田から2駅だ。
「ちょうどお昼時なので、お弁当を買ってシャルマさん達と一緒に食べましょう。」
「そんなのもありなんですか。」
「ありです。何でもいいんですよ。時間もアバウトだし。」
なるほど。私向きの所かもしれない。
南方の駅についた。駅の周辺にお弁当屋さんがたくさん出るから、そこで買いましょうと言う。そして「シャルマさんたちはベジタリアンなんですよ。」おっと。オフィス街のお弁当屋さんにベジタリアンを満足させるお弁当があるとは思えない。それなら梅田のデパ地下でサラダでも買った方がよかったのではないか。などと言ってもすでにシャルマさんのお宅まで来てしまった。近くのお弁当はやはり肉魚オンリーで、ご飯しか食べられるものが入っていない。
「しょうがないからシャルマさんの所に行って、みんなで外に食べに出ましょうか。」この行き当たりばったりさも私は好きだ。

マンションの一室に案内された。入るとインドの香りがする。それだけで私はご機嫌になる。出てこられたシャルマさんは、深い目をしたステキなおじさまだ。面食いの私は一目でファンになってしまった。

簡単なご挨拶をすませて、私たちはシャルマさんの奥さんも一緒に4人でご飯を食べに行くことになった。近くにおいしいインド料理の店が出来たらしい。
「インドやフード」というその店は、少し駅方面に戻った所にあった。ランチタイムは食べ放題で、3種類のカレーとサラダとナンがある。さっそく大きなお皿にサラダを山盛りにして、カレーも全種類お皿に取る。皆思い思いにお皿に盛っている。
そしてナンがきた。これがうまい!!!! こんなうまいナンは初めて食べた。生地がふんわりと柔らかく香ばしい。いい香りがする。そしてナッツ入りとガーリックと、何か香辛料の入った3種類があるのだ。これがめっぽううまい。ナッツ入りを食べれば一生毎日これを食べていたいと思うし、ガーリック入りを食べれば生きていてよかった、と思うし、香辛料入りをほおばれば幸せでニコニコになる。最近のインド料理の店は、どこもナンのうまさは目を見張るモノがあるが、ここのナンを食べずしてナンを語るなかれ。
私は目の前のご夫婦が非常に権威のある、すばらしい方だということなどすっかり忘れて、ひたすら幸せなご飯をいただいた。もうインド占星術もどうでもいいような気持ちになった。

などと言っても、食べ終わって満腹になればやはりインド占星術を見てもらわなければ、という気持ちになるから不思議だ。

事務所に戻り、改めて名刺をお渡しして自己紹介などをする。シャルマさんは3才からサンスクリット語を学び、アーユルベーダの大学を主席で卒業し、どこぞの大学の学長もされた方だ。ダライラマと会談している写真もある。サイババとも友達だというのは本当だろうか。
じつはこの文章を書くことを了承していただいた時に、シャルマさんはご自分のプロフィールを下さったのだが、チラッと見てその絢爛豪華さに頭がクラクラした私は、それを読まないことにした。
奥さんは元々は保健婦をされていて、アーユルベーダの大学に行かれてやはり主席で卒業された方で、本も出されている。やはりみごとな経歴だ。


インド占星術の鑑定用紙は、西洋占星術とは随分違う。実は私は独学しようとして何冊か本を買い、挫折した経験がある。あまりにも複雑で難しくて、訳が分からない。様々な流派もあり、あまりくわしく書かれていないので、マスターするにはいい先生を見つけるしかないだろうと思っていた。
Mさん情報によると、このチャートを書くのが非常に難しくて、1〜2枚書ける程度でプロと名乗っている人もいる。インド中をさがして3枚書ける人は何人かいる。5枚書ける人は数人しかいない。シャルマさんはある時「ここにこれだけあります。」と出されたご自分のチャートが16枚あり、家には更に同じ枚数のチャートがあると言われたのだそうだ。つまり32枚のチャートを書く力を持った人だと言うのだ。
ということは、かなりくわしく私の人生について質問できるということだろうか。とても楽しみだ。

チャートを見せて頂いて一番最初に言われたのが、「悲しみや苦しみのある人がいると、サポートせずにはいられないでしょう。同情心ややさしさのある人ですね。」とのこと。これは名前からの情報なのだそうだ。たしかにそうだ。やさしい人だと言われることはあまりないけれど、とにかくSOSがあればすぐに駆けつける習性がある。
そして行動は「サル」の性格で、あちこちウロウロする、どこにでもジャンプする、あちこち回って仕事を作る人だ、とのこと。ふむふむ。そうだと思う。一箇所にじっとしているのは向いていない。窒息しそうになる。小学生の時の通知票には、毎回「落ち着きがありません」と書かれていたし。
そして「イヌ」のように世話をするのだそうだ。面倒見がいいということだろうか。そうかもしれない。
そして毎年凶に働く月と日がある。3日、8日、13日、7月、8月、金曜日だそうだ。この月のこの日にはいつもよくない事が起きやすいので、新しい事はしないほうがいい、とのこと。特にそれらが重なる時、例えば今年なら8月13日金曜日という日があるが、こんな日は要注意ということらしい。
過去のことは起きた事の日付まで覚えていないので、それが今までの人生で言えるのかどうか分からないが、そう言われると注意しようと思う。

私のチャートは6枚の紙の裏表に書かれていた。そのうち日本語で文章が書かれているのは少ししかない。
出生時の運勢。
結婚運
家族運
金運
過去生
現在の運勢
寿命
健康運
今後の運勢
などの項目に分けて書かれている。

結婚運は「一度目の恋愛は結婚には至らなかったが、2度目の恋愛で結婚しました。夫運は最高です。子供運もよく3児を設けました。子供を大事に育てています。」
うーむ。二度目の恋愛で結婚したというなら、一度目の恋愛とはどれのことだろう……あの人かな、この人かな、それとも……しかし結婚したけど離婚してしまっている。今のパートナーとはいい関係だが、籍を入れる正式な結婚をする気がないし……と思い、そのことを言うと、現実で結婚したのは一度目の恋愛と書かれているもので、二度目の恋愛で結婚とあるのが、今のパートナーでしょう、とのこと。そのくらいのズレはあるらしい。
私は二人の子供を産んで育てていて、三人目の子供を流産している。そのことを尋ねると、流産した子も数に入っているようだ。

家族運は「父母との関係は良好です。4人兄弟で兄弟との関係も良好です。父親は泉様の出生により利益がありました。」
私は一人っ子なので、兄弟に関してはハズレ。父親が私の出生で利益を得たというのは、収入があったとかいうことではなく、何らかの形で父親にとってプラスに働いたということらしい。うーむ。それは確かめようがない。そうならいいなあ、と思う。

金運は「金運強く一生お金に困る事はありません。」ステキステキ。こんな事を書いてもらうと、お金がなくて一袋30円のパンの耳をかじりながら子育てしたことなんて、大した事ではないと思えてくる。

仕事運「商売が向くでしょう。黒色を扱う仕事をすれば発展するでしょう。」商売というのは、勤め人が向かないから自分で仕事をするという意味らしい。それは大正解。どーーーしても、どこかに勤めると1年半以内に辞めることになるので、とうに諦めた。黒い色を扱うというのは、何かを売るのなら黒い色のものにするとかいう意味らしい。

寿命「95才まで長生きするでしょう。」これは実はちょっと不満だ。私は人間の寿命は80年程度のものではないと思っている。120〜160才くらいは十分にもつ身体を頂いていると思っているので、それを証明するためにも私は長生きする必要があるのだ。
シャルマさんにそう言うと、笑いながらもう一度チャートを見てくださった。するとどうもこの時期は、よくないらしい。過去にも似た時期があり、その時には死にたくなったでしょう、と言われた。私は何年にどんなことがあったのかろくに記憶がない。自分の年齢と子供の年齢を計算して、その頃にあったことを思い出してみると、たしかに非常に辛い時期だった。それと似た年回りが来るらしい。ということは、一度は生き延びたのだから、もう一度生き延びたらもっと長生きするかもしれない。95才は要注意だ。覚えておこう。

過去生は省略して、現在の運勢
現在の運勢「金星の時期に生まれ、2年1ヶ月11日間過ごした。前世に残した仕事をするために立派な家系に再生しました。非常に強い運勢の持ち主です。知識欲旺盛で勉強好きで成績もよく、音楽の趣味があります。人生の成功率は100%、やりたい事は何でも成就する運勢をもって生まれています。
ななななななな、なんとなんとなんと、すんごいじゃあないですか。私は「人生の成功率100%、やりたい事は何でも成就する運勢」という言葉を読んで、4人兄弟だの結婚がどうのといった些細な違いなど、どーーーーでもよくなった。なにしろ人生の成功率が100%なのだ。もう何も怖いモノはない。躍り上がってシャルマさんやMさんに抱きつきたい気分だった。

すっかりできあがってしまった私だったが、ちょっと待てよ、チャートはたくさんある、その説明もしてもらわなければ、と自分を落ち着かせた。
95才までの私の星の動きが書いてあるチャートがあった。それによると、2003年の12月19日から新しい場所に入り、なんと最強の数年間が来るという。仕事は大発展し、お金がどんどん入ってくるらしい。やることが全てうまくいく時期だ。
この鑑定を受けている今日は、なんと2003年12月10日だ。あと9日たつと最強の時期に入るらしい。お金もたくさん入り、不動産やどにも縁があるとか。ふっふっふ。ふっふっふっふっふっふっふ。私は世界征服に王手をかけているような気分になった。私の野望は必ず果たされるに違いない。

いやいやその前に聞いておいたほうがいいことがある。
「運命というのはどの程度決まっているのですか?」これは大事な質問だ。
私的には何%は確定している、というようなスッキリ明確な答えが欲しかったのだが、残念ながらよくわからない返事だった。でも、どうも運勢を見ているのであって、決定した運命ではないということらしい。星からの影響がどんな風なのか、という運勢というか傾向を見ているのだそうだ。
そうか。その答えで私は少し理性を取り戻した。
インド占星術でも、西洋占星術のように、いくつかの部屋に別れているのだが、私の場合は、全ての部屋に星が入っているのだそうだ。それはとても珍しいことなのだそうだ。
これは私の勝手な解釈だが、全ての分野でサポートしてくれる星が必ずあるから、全てにおいて100&成功する可能性があるということなのではないだろうか。

人間関係に関するチャートもあった。それによると、私はごく深い友人は数少なく、中ぐらいの距離の友人が最も多く、敵は少ないらしい。中間的なつきあいを好むらしい。
それはそうだな。当たり。

どんな仕事が向いているのか質問してみた。仕事は、流れ星さんと一緒にするのが向いているらしい。そして新しい友人と一緒に仕事をする。旅行や観光ガイド、何かを教える事などが向いているらしい。なんでも「火星」が私の仕事の星らしく、突き刺すような感じの仕事もいいらしい。例えば、縫製や刺繍なども突き刺す仕事だとか。
そしてたくさんの仕事をするらしい。一つの事を続けるのではなくて、次々とやっていくらしい。
実はこれを受けた12月の時点ではよく分からなかったが、この文章を書いている1月半ばの私には、とても納得がいく話だ。今の私は新しい友人たちと一緒に仕事を始めようとしていて、それも同時にいくつものことが立ち上がってきている。そして日本中、そしてたぶん世界中をウロウロしながらの仕事になりそうな予感がしている。

シャルマさんのキラキラした瞳は、とても美しい。そして「私は神の子供です。神様のためにいるから、しつでもヒマです」という言葉が印象的だった。いつもいつも忙しくしている私にはない、深い落ち着きがずっとあった。ただ、その瞳をのぞき込んで話を聞いてもらうだけで、幸せの扉は目の前にあるのだ、と教えられているような気分になった。ありがとう、シャルマさん。

シャルマさんの鑑定は、1回3万5000円。時間はたっぷり。申し込みたい人は、福本までメールでお問い合わせください。